古い服を買取に出す際のポイントを紹介

公開日：2024.09.25

更新日：2024.10.22

クローゼットの中に、着なくなった服や古くなった服が眠っていませんか？そんな服を処分したいと思っても、どうすればいいのか悩む方も多いでしょう。

実は、古い服でも買取してもらえる可能性があります。

本記事では、古い服を買取に出す際のポイントや注意点、おすすめの買取ショップなどを詳しく解説します。捨てるのはもったいないと感じている方、少しでも価値を見出したい方は、ぜひ参考にしてください。

古くなった服はどう処分すべき？

古くなった服の処分方法には、主に以下の4つがあります。

リサイクルショップへの買取
フリマアプリやオークションサイトでの出品
古着回収や衣類回収ボックスへの寄付
一般ゴミとしての廃棄

どの方法を選ぶかは、服の状態や種類、自分の手間をかけられる程度によって変わってきます。リサイクルショップやフリマアプリなら、少しでも収入になる可能性があります。寄付なら社会貢献につながりますし、一般ゴミとして出せば手間がかかりません。自分にとってベストな方法を選びましょう。

古くなった服は買い取ってもらえるの？

クローゼットに眠る古い服、実は買取可能なケースが多くあります。一般的に、購入から3〜5年以内の服が買取の対象となりやすいですが、中には20年以上前の服でも買い取ってくれる業者も存在します。ただし、買取可能かどうかは服の状態やブランド、買取業者の方針によって大きく異なります。

ハイブランドやデザイナーズブランドの服は、年数が経過していても買取の対象になりやすい傾向があります。例えば、シャネルやルイヴィトン、エルメスといったラグジュアリーブランドの服は、古くても需要が高いため買取可能なことが多いです。また、ヴィンテージ品として価値が出る場合もあります。

一方、ノンブランドやファストファッションの服は、比較的新しくても買取が難しいケースがあります。しかし最近では、ノンブランド服も買い取ってくれる業者が増えてきています。例えば、まとめ売りや重さ買取のシステムを採用している業者なら、ノンブランド服でも買取してもらえる可能性が高くなります。

服の状態も重要な要素です。シミや傷、匂いがある服は買取が難しくなります。しかし、状態が良ければ、古い服でも買い取ってもらえる可能性は十分にあります。まずは複数の買取業者に相談してみることをおすすめします。

関連記事：服を高く売る方法は？買取方法の種類も解説

古くなった服を買い取ってもらいやすくするコツ

古くなった服を少しでも高く買い取ってもらうためには、いくつかのコツがあります。ここでは、買取価格をアップさせるための効果的な方法を紹介します。これらのポイントを押さえることで、思わぬ高値がつく可能性も。古着を売る際は、ぜひ参考にしてみてください。

汚れやシワを取っておく

買取に出す前に、服の汚れやシワを取っておくことが重要です。きれいな状態であれば、査定額が上がる可能性が高くなります。洗濯をして、アイロンをかけるなど、丁寧に手入れをしましょう。

特に襟やカフスなどの汚れやすい箇所は入念にチェックします。臭いにも気を付け、防虫剤の匂いが強く残っている場合は、風通しの良い場所で陰干しするのがおすすめです。

シーズン前に売る

服には適した季節があるため、そのシーズン直前に売るのが高値で買い取ってもらうコツです。例えば、夏物衣料なら4〜5月頃、冬物衣料なら10〜11月頃が狙い目です。

この時期は買取店側も在庫を確保したいため、比較的高い査定額をつけやすくなります。逆に、シーズンが終わった直後は買取価格が下がる傾向にあるので注意が必要です。

店の在庫状況を確認する（ニーズを探る）

買取店の在庫状況やニーズを把握しておくと、より高額で買い取ってもらえる可能性が高まります。例えば、特定のブランドや商品の在庫が不足している場合、その商品の買取価格が上昇することがあります。

店舗に直接問い合わせたり、ウェブサイトで情報を確認したりして、タイミングを見計らうのも一つの戦略です。また、買取店が実施しているキャンペーン情報もチェックしておくと良いでしょう。

複数の店をあたってみる

一つの店舗だけでなく、複数の買取店で査定を受けることをおすすめします。買取価格は店舗によって異なるため、比較することで最も高い査定額を提示した店を選べます。

最近では、オンラインで簡単に査定依頼ができるサービスも増えているので、手軽に複数店舗の査定を受けられます。ただし、査定結果に大きな差がある場合は、なぜその差が生じたのか確認するのも良いでしょう。

古くなった服の買取価格の相場は？

古くなった服の買取価格は、ブランドや状態、流行などによって大きく変動します。ここでは、ハイブランドとノンブランドの服の買取相場について解説します。買取に出す前に、おおよその相場を知っておくことで、適正な価格で売却できる可能性が高まります。

ハイブランド

ハイブランドの服は、比較的高額で買い取られる傾向にあります。例えば、シャネルやエルメスなどの一流ブランドの場合、状態が良ければ数万円から数十万円の査定額がつくこともあります。特に人気の高いデザインや限定モデルは、より高額になる可能性があります。

ただし、ハイブランドでも買取価格には大きな幅があります。同じブランドでも、アイテムの種類や年代、状態によって価格は変わります。例えば、シャネルのツイードジャケットは数万円から10万円以上で買い取られることもありますが、使用感の強い普段着のTシャツなら数千円程度になることもあるでしょう。

関連記事：ブランド買取におけるコツを徹底解説！

ノンブランド

ノンブランドの服は、一般的にハイブランドほど高額にはなりません。多くの場合、1点あたり数十円から数百円程度の買取価格となります。ただし、状態が良く、デザイン性の高いものは例外的に高く買い取られることもあります。

ノンブランドの服の査定方式

ノンブランドの服の査定方式は、主に以下の2つがあります。

重さ買取：服の重さに応じて買取金額が決まります。（例：1kgあたり100円）
点数買取：1点ごとに決まった金額で買い取ります。（例：1点50円）

中には、両方を組み合わせた方式を採用している買取店もあります。重さや点数で買い取る場合、個々の服の状態はあまり考慮されないため、まとめ売りに適しています。

複数の店をあたってみる

古くなった服を買取に出す際の注意点

古着を買取に出す際には、いくつかの重要な注意点があります。これらを押さえておくことで、スムーズな取引と適正な査定額を期待できます。また、トラブルを未然に防ぐためにも、以下の点に注意を払いましょう。

まず、買取店の利用規約や条件をしっかり確認することが大切です。買取可能なブランドや年数、状態などの条件は店舗によって異なります。事前に確認しておくことで、買取不可と言われて時間を無駄にすることを避けられます。

また、身分証明書の準備も忘れずに。多くの買取店では、本人確認のために運転免許証やパスポートなどの提示を求められます。これは古物営業法に基づく義務なので、必ず持参しましょう。
さらに、服の状態をよく確認しておくことも重要です。シミや破れ、ほつれなどがある場合は、事前に申告するのがマナーです。隠していたことが後で発覚すると、トラブルの原因になる可能性があります。

服を良い状態で長く使うために意識しておきたいこと

服を長持ちさせることは、環境にも財布にも優しい習慣です。また、将来的に買取に出す際にも有利に働きます。ここでは、日々の手入れや洗濯時の注意点など、服を良い状態で長く使うためのポイントを紹介します。

まず、着用後の手入れが重要です。汚れやニオイが付着したままにせず、その日のうちに対処しましょう。軽い汚れなら、ブラシや粘着クリーナーで落とすだけでも効果的です。ニオイが気になる場合は、外で干すか、消臭スプレーを使用します。

洗濯時は、素材に応じた適切な方法を選びましょう。例えば、ウールやシルクなどのデリケートな素材は、手洗いや専用洗剤を使用するのが望ましいです。また、洗濯表示をよく確認し、指示に従うことも大切です。

干し方にも注意が必要です。日光に弱い素材は陰干しし、型崩れを防ぐためにハンガーの選び方にも気を配ります。アイロンがけも丁寧に行い、シワを残さないようにしましょう。

収納方法も服の寿命に影響します。適切なハンガーを使用し、詰め込み過ぎないようにします。ニットなどは畳んで収納し、防虫剤の使用も忘れずに。これらの基本的なケアを心がけることで、服を長く美しく保つことができます。

古くなっても買い取ってもらいやすい服の特徴

古くなった服でも、一定の条件を満たしていれば高値で買い取ってもらえる可能性があります。ここでは、買取査定で有利になる服の特徴を紹介します。これらの特徴を押さえておくことで、クローゼットの中の服の価値を見直すきっかけになるかもしれません。

状態が良い

買取査定において最も重要な要素の一つが、服の状態です。古くなった服でも、状態が良ければ高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。具体的には、シミや傷がない、色褪せがない、匂いがない、型崩れしていないなどが挙げられます。特に、タグが付いたままの未使用品や、数回しか着用していない美品は高評価を得やすいです。

また、適切に保管されていることも重要です。防虫加工がされていて、カビや虫食いの跡がないことも、良好な状態を保つ上で大切なポイントです。定期的なクリーニングや丁寧な手入れを心がけることで、服の寿命を延ばし、買取時の価値を高めることができます。

ハイブランドである

ハイブランドの服は、一般的に高額で買い取られる傾向にあります。特に、シャネル、エルメス、ルイヴィトンなどの世界的に有名なラグジュアリーブランドは、古くなっても需要が高いため、比較的高値で買い取られやすいです。

また、デザイナーズブランドやヴィンテージ品として価値が出るブランドも、買取査定で有利になります。例えば、イッセイミヤケやヨウジヤマモトなどの日本のデザイナーズブランドは、海外でも人気が高く、古着市場で需要があります。

ただし、ハイブランドであっても、流行に左右されやすいデザインの服は、時間が経つと価値が下がる可能性があります。一方で、クラシックなデザインや定番アイテムは、長期的に価値を保ちやすい傾向にあります。買取に出す際は、こうした点も考慮に入れると良いでしょう。

高く買い取ってもらえる可能性の高い服のブランド

古着買取において、ブランド力は重要な要素です。特に一部の高級ブランドは、年数が経過しても高値で取引される傾向にあります。ここでは、高く買い取ってもらえる可能性の高い7つのブランドを紹介します。

アルマーニ

イタリアを代表する高級ファッションブランド、アルマーニ。特にスーツやジャケットは高値が付きやすい傾向にあります。クラシックなデザインが多いため、流行に左右されにくく、長期的に価値を保ちやすいのが特徴です。エンポリオアルマーニやアルマーニエクスチェンジなどのラインも人気があります。

ポール・スミス

英国の代表的なデザイナーズブランド、ポール・スミス。カラフルなストライプが特徴的で、独創的なデザインが多いです。特にメンズアイテムは需要が高く、スーツやジャケット、シャツなどが高値で取引されやすいです。

バーバリー

英国の老舗ブランド、バーバリー。トレンチコートやマフラーなどの定番アイテムは、長年人気が衰えません。特に、ノバチェックと呼ばれる特徴的なチェック柄のアイテムは高値が付きやすいです。ヴィンテージ品も人気があり、状態が良ければ高額査定の可能性があります。

シャネル

フランスを代表する高級ブランド、シャネル。特にツイードジャケットやチェーンバッグは常に高値で取引されています。近年はヴィンテージ品の人気も高く、古い年代のものでも状態が良ければ高額査定を期待できます。

フォクシー

日本の高級ブランド、フォクシー。40代以上の女性に特に人気があり、ワンピースやジャケットなどが高く売れる傾向にあります。デザインが上品で長く着られるアイテムが多いため、古くなっても需要が高いのが特徴です。

レリアン

シニア世代に人気の日本のブランド、レリアン。品質の高さと上品なデザインが特徴で、特にジャケットやスーツ、ワンピースなどのフォーマルウェアが高値で取引されやすいです。長年愛用されているアイテムも多く、状態の良いものは高額査定が期待できます。

プラダ

イタリアの高級ブランド、プラダ。特にバッグや財布などの小物類が人気ですが、洋服も高値が付きやすいです。ナイロン素材を使用したアイテムや、ミニマルなデザインの洋服は、長年人気が続いているため、古くなっても需要があります。

買取のポイントを押さえて古い服を賢く活用！

古い服の買取には、いくつかの重要なポイントがあります。

まず、服の状態が良いほど高く買い取られやすいため、丁寧なケアが大切です。買取のタイミングも重要で、シーズン前がおすすめです。複数の店舗で査定を受けることで、より良い条件を見つけられる可能性も高まります。

ハイブランドの服は個別査定が基本ですが、ノンブランドはまとめ売りが効率的です。また、日々の適切なケアで服の寿命を延ばすことも、将来の買取価値を高める上で重要です。

これらのポイントを押さえることで、古い服の価値を最大限に引き出すことができるでしょう。

クローゼットの中の眠っている服たちに、新たな価値を見出してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

鈴木義彦

株式会社クール・ヴェール代表

クルベルチーフバイヤー

＜学歴＞

高卒！！（今でも大学への憧れあり。社会人枠を狙っている。）

＜職歴＞

1998年にSPA大手アパレルへ新卒で入社。その後3社のアパレル会社を経て20006年に株式会社クール・ヴェールを創業。好きな洋服をバイ＆セルする喜びを知り今に至る。自分の得意分野のブランド古着の専門サイトを立ち上げ、一人ひとりのお客様に接する喜びを楽しみながら自らも店頭に立つ。

＜コメント＞

創業18年！！大好きなスタッフに囲まれて、大好きなファッションと隣合わせ。日々楽しく接客をさせて頂いております♪会社規模はまだまだですが、『楽しく』ということを念頭に20周年を目指しスタッフ、お客様と共に歩みます！

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